Amazonからアカウント停止・停止予告の通知メールが届いたら、最初にすべきことは通知の保存と本物か詐欺かの確認、そして原因区分と提出期限の把握です。焦って謝罪文を送るのは避けてください。

停止の原因ごとの詳しい回復手順は、柱ガイド「Amazonアカウント停止の原因と復活までの全手順」で解説しています。まずは本記事で初動対応を確認してください。

通知メールを保存し、本物かどうかを確認する

通知メールは削除せず、本文・送信元アドレス・受信日時が分かる状態で保存してください。件名や文面をスクリーンショットで残しておくと、後日の報告資料としても使えます。転送や印刷で体裁が変わってしまう前に、受信したままの状態を残しておくことが基本です。

Amazonからの正式なアカウント停止・出品停止の通知は、メールだけでなくセラーセントラルの「パフォーマンス通知」にも同じ内容が表示されます。メールにのみ記載があり、セラーセントラルには何も表示されていない場合や、本文中のリンクからパスワード・クレジットカード番号の入力だけを執拗に求めてくる場合は、詐欺(フィッシング)を疑ってください。特に「24時間以内に入力しないとアカウントが完全に削除される」といった過度に急かす文面は、詐欺メールに多く見られる特徴です。

重要: 心当たりのないリンクはクリックせず、必ずブックマークや公式アプリからセラーセントラルにログインして通知内容を照合してください。

通知の種類を見分ける

一口にアカウント停止と言っても、内容は大きく分かれます。

  • 特定のASINやカテゴリーだけが対象となる出品停止(他の商品は販売を継続できる場合がある)
  • セラーセントラルへのログインはできるが、新規出品や一部機能が制限されるアカウントの一時停止
  • ログイン自体ができなくなる、より重いアカウントの閉鎖

通知文の中に、対象となるASIN番号や違反したポリシー名が具体的に書かれているかを確認し、自分のケースがどれに当てはまるかを最初に切り分けてください。切り分けを誤ると、必要のない書類まで準備してしまい、初動対応に余計な時間がかかってしまいます。

最初の48時間でやっておきたいこと

通知を受け取ってからの数時間は動揺しがちですが、次の順番で事実確認を進めると対応の抜け漏れを防げます。

  1. 通知メールと同じ内容がセラーセントラルにも表示されているかを確認する
  2. 対象ASIN・違反区分・提出期限をメモに書き出す
  3. 関連する仕入れ書類やこれまでのAmazonとのやり取りを一つのフォルダにまとめる
  4. 社内で対応にあたる担当者と、共有すべき情報の範囲を決める

この段階ではまだ謝罪文や改善計画書を書き始める必要はありません。まずは事実を集め、状況を正確に把握することを優先してください。

セラーセントラルで確認すべき項目

通知を確認したら、セラーセントラルの「アカウントの状態」(パフォーマンス)画面を開き、次の項目を確認します。

  • 対象となっているASIN・商品の一覧
  • 違反区分(真贋調査、知的財産権侵害の申し立て、規約違反、パフォーマンス指標の悪化など)
  • 改善計画書(Plan of Action)の提出フォームの有無
  • 提出期限の記載

提出期限が明記されている場合は、社内の関係者にも共有し、期限までの作業スケジュールを先に組んでおくことが重要です。

やってはいけないこと

事実関係を整理する前に、次のような対応をしてしまうケースが多く見られますが、いずれも審査担当者の心証を悪くし、回復を遠ざける原因になります。

  • 原因を特定しないまま、定型文の謝罪メールだけを送る
  • インターネット上のテンプレートをそのままコピーして提出する
  • 手元にない書類を偽造・加工して用意する
  • 納得できないという感情から、抗議メールを繰り返し送る

セラーパートナーがこれまで確認してきたアマゾンのアカウント停止事例でも、事実に基づかない対応はかえって審査を長引かせる傾向があります。まずは本記事の手順で状況を整理し、そのうえで改善計画書の書き方は柱ガイド「Amazonアカウント停止の原因と復活までの全手順」を参考にしてください。